オクラはサラダバーなどでもよく見かけますよね。
年間を通じてスーパーに並んでいるオクラですが、オクラは8月頃に1番多く出荷されており、夏に旬を迎えます。
オクラはくせもあまりなく食べやすいし、切り口も星形みたいで可愛いですよね!
お弁当の彩にも大活躍のオクラですが、実は栄養素もとても優れているのです!
そんなオクラの歴史と効能と美味しい食べ方などまとめてみました。
なんとなく食べていたオクラを見る目が変わりますよ!
是非チェックして行って下さいね!
[ad#ad3]そもそも、オクラはいつから食べられているの?

オクラの原産地はアフリカ北東部の熱帯地域です。
エジプト人は2000年も前から栽培していたそうです。
現地ではnkruma(ンクラマ)と呼ばれており、この呼び名がオクラと呼ばれる語源とされています。

18世紀にアメリカへと伝えられ、日本には江戸時代末期~明治初期の頃アメリカから伝えられました。
「ネリ」と呼ばれていた「トロロアオイ」に似ていた事から「アメリカネリ」と呼ばれていました。
当時はネバネバや青臭さがあまり好まれていなかったようです。
一般市場に流通するようになったのは1970年代に入ってからです。
それまではオクラは食用ではなく、観賞用として親しまれていました。
寒さに弱い植物のため、沖縄や鹿児島などの暖かい地方で作られて消費されていたため、オクラが食用として普及するまでに時間がかりました。
オクラの花は優しいレモンイエローで可愛いので、観賞用というのもうなずけます。

オクラは実が付き始めると次々と成長します。
大きくなり過ぎると、実は固くなり筋っぽくなって美味しくないので小さい実を収穫します。

食べる前に知っておきたい!オクラの優れた栄養素とは?

以外と知らないオクラの優れた栄養素をご紹介します!
ねばねば成分のペクチン・ムチン・ガラクタン
ペクチンは水溶性食物繊維で、血糖値の上昇を抑え、血圧を下げる効果があります。
整腸作用を促し便通の改善にも効果があります。
便通の改善によってコレステロールを排出する作用もあり、大腸がんの予防にも効果的です。
ムチンは糖とたんぱく質が結合した一種で、胃粘膜の保護やたんぱく質の消化を促進する効果があります。
その効果によってたんぱく質が効率よく吸収され疲労回復効果が期待できます。
肉などのタンパク質と一緒に摂ると消化を助けるので夏バテ予防効果もあります。
細胞を活性化させ、抗ウイルス作用もあり、インフルエンザの予防にも効果的です。
ムチンは、納豆に多く含まれている成分ですが、ぬるぬるした食品全般(サトイモ・山芋・なめこ・コンブ・モロヘイヤなど)に含まれています。
ムチンを摂ると体全体の組織(血管・皮膚・筋肉・髪・爪など)が健康になります。

ガラクタンは糖とたんぱく質の結合の一種で、悪玉コレステロールを減らして動脈硬化を防ぐ効果があります。
脳細胞を活性化させ痴呆症予防やガン細胞の制御作用、血圧を下げる効果もある優れた成分です。
心筋梗塞などの心臓病予防にも効果的ですね。
βカロチンやカルシウムも含まれており、丈夫な体を形成するサポートに役立ちます。
むくみ予防のカリウムやビタミン類も含まれており、オクラは優れた栄養素の食材です。
暑くなる季節、積極的にメニューに取り入れたいですね。
オクラの種類ってどのぐらいあるかご存知!?

オクラには様々な種類がありますが、一般に流通しているのは
角オクラ
5角形オクラが主流ですが6角形や8角形の品種もあります。

丸オクラ

角の無い丸オクラで沖縄では一般的に栽培されています。
角オクラと比べて柔らかく大きく成長しても固くなりにくい品種です。
赤オクラ

茹でると緑色になるオクラです。
成分にアントシアニンが含まれますが、茹でるとその成分は減少します。
鮮やかな色を楽しむためには生食をおすすめします。
花オクラ

オクラと同じアオイ科のトロロアオイで、花びらを食用にします。
花は実と同じように粘りがありサラダや天ぷらなどにして食べられます。

私自身オクラの花は食べた事は無いのですが、オクラの花はとてもやわらかい極上のティッシュのようでふわっとした優しい花です。
当時は食べるものだとは思っていませんでした。
いつかは食べてみたいと思います。笑
オクラのおススメの食べ方!

オクラは生でも食べられるのですが、鮮度の良いオクラは全体に産毛のようなのが生えています。
生で食べる時に気になる時は、塩をかるく振ってまな板の上で転がして取り除きましょう。
又はさっと茹でると気にならなくなります。
ムチンの栄養効果は加熱すると減ってしまうので、
茹でる時もさっと茹でるのをおすすめします。
これからの季節、やはり冷たい麺などが食べたくなると思いますが、
茹でた蕎麦やそうめんなどの上にねばねば食材を盛り合わせた
「ぶっかけ麺」が手軽でおすすめです。
食欲があまりない時でもつるつるっと食べられますよね。
クックパッドでオクラの美味しそうな麺のレシピを見つけましたのでご紹介します!




生でも煮ても焼いても美味しいオクラですが
加熱するときはさっと緑色が鮮やかになるくらいで良いと思います。
検索すると沢山のレシピが出てきますのでお気に入りのメニュー見つけてくださいね。あまり手を加えなくても、生でも食べられる野菜なので、
さっと茹でてかつお節をかけてダシしょう油で食べても美味しいと思います。
オクラの保存方法ってどうすればいいの!?

冷蔵保存する時は新聞紙などに包み数日で使い切りましょう。
オクラは鮮度が落ちると切り口や額の部分が黒ずんでくるので、買う時も全体がきれいな緑色のオクラを選びましょう。

オクラは冷凍保存できます。
ご近所さんにたくさん頂いた!
なんて時は、下処理をしてさっと茹でて(色が変わるくらいの数十秒程です)すぐに冷水で冷まし
水けをキッチンペーパーでふき取ったら、冷凍保存のジッパーなどに入れ、
なるべく空気を抜いて密封し冷凍保存しましょう。
その時に沢山あったら小分けして保存すると便利です。
深めのボールに水を張り、その中にオクラを入れたジッパーを少しだけ封を開けた状態で水の中に浸していくと、
水圧で空気が抜けて密封状態に近くなります。
水は袋の中に入れないようにしてくださいね。
どの食材もですが、冷凍するときにこの方法をすると空気に触れる面が少なくなるので鮮度が長持ちしますよ。
使う時は凍ったままスープに入れたりお浸しで食べる場合はさっと茹でるか
レンジで短時間加熱してください。
自然解凍しても大丈夫ですが解凍後はすぐに食べた方が美味しいと思います。
一か月ほどで使い切りましょう。
まとめ
様々な野菜が冷凍野菜として販売されていますが、オクラの旬はこれからなので
旬の美味しいオクラを食べましょう!
普段外食の時など、添えられているオクラですがこんなに良い効能がある野菜だったなんて驚きですよね。
夏バテにも効果的なので、たんぱく質と一緒にオクラを食べて元気に乗り切りましょう!
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