色んなメニューに大活躍で、ご飯にも麺にもなりデザートにもなって、
ヘルシーでお腹いっぱい食べても罪悪感の無い食材それが「こんにゃく」ですよね。
乾物の商品まであって長期保存も出来るなんて本当に驚きです。
ところで皆さんは「こんにゃく」にアク抜きが必要な理由ってご存知でしょうか?
じゃあ、アク抜きが必要がない「こんにゃく」っていうのもあるの?
普段は気にしていないことですが、意外とわからないことだらけですね…
ってか「こんにゃく」っていつから食べられるようになったの?
どんどん、疑問が出てきますね…
そこで今回は最強のヘルシー食材「こんにゃく」についてまとめてみましたのでご覧ください!
[ad#ad3]「こんにゃく」ってどうやって作られるの?こんにゃくが完成するまでの過程とは!?

皆さん、ご存知かもしれませんが、こんにゃくは「こんにゃく芋」という芋から作られます
こいつが「こんにゃく芋」です↓

こんにゃく芋の葉っぱです。↓

こんにゃくの花です↓

昔ながらのこんにゃくは
こんにゃく芋を洗浄→カット→加熱→すりつぶす→
水分と消石灰を配合→ねりあげ→成形して茹で上げられて作られます。
茹で上げる前に、糸こんにゃくや玉こんにゃくなどに形成されて
様々なこんにゃくが出来がります。
保存技術が無かった昔は、こんにゃく芋は鮮度が落ちやすく収穫後の保管が難しい作物のため、粉にしてこんにゃくに加工することで
長持ちさせるようにできるようになったそうですよ。
こんにゃく粉は様々な種類が市販されているので家庭でも作ることが出来ます。
こんにゃくを固める「水酸化カルシウム」って何者!?

こんにゃくを固めるのに欠かせないのが「水酸化カルシウム」(消石灰)です。
この水酸化カルシウムは少量であれば胃の中で胃液で中和されるため
人体への影響は少ないのですが、多量に摂取すると害になることもあります。

消石灰と聞くと思い浮かぶのはもしかして校庭に線を引く白い粉?・・・という方も居ると思います。
そうです。あの白い粉です。笑
目に入ると有害な事から現在は学校では使われなくなりつつあるそうです。
しかしこの水酸化カルシウムは私達の生活の至る所で使われています。
水処理の殺菌・消毒にも使われています。
壁や天井に塗られる“しっくい”としても使われています。
化粧品などにも使われています。
現在は水酸化カルシウムの他、炭酸カルシウム(卵殻)や炭酸ナトリウム(やかん水)で作られる場合もあります。
原料だけを知ると少し不安になりますが、こんにゃくに含まれている水酸化カルシウムなどの凝固剤は、
体に害になる程の含有量はありませんので大丈夫ですよ笑
「白」と「黒」のこんにゃくって何が違うの!?

白いこんにゃくはこんにゃくそのままの色で
黒っぽいのは、こんにゃく粉で作られている場合、ひじきなどの海藻などが加えられています。
こんにゃくは東日本では白こんにゃく、西日本では黒こんにゃくが好まれているそうです。
忘れてはいけないのが「手袋」!?
こんにゃく作りには手袋がかかせません。
こんにゃく芋にはシュウ酸カルシウム(えぐみ)が含まれていて
直接触れると皮膚が痒くなってただれたりして大変です。
シュウ酸カルシウムの結晶が微細で鋭い針状で、それが皮膚に刺さるためだと言われています。
このえぐみ成分は下ゆでの時にほとんど取り除かれます。
最強のヘルシー食材「こんにゃく」の主な成分は!?
こんにゃくの主成分は「グルコマンナン」という水溶性食物繊維です。
マンナンライフの♪ 聞いたことありますよね。笑
グルコマンナンは水分を吸収して胃の中で膨張し満腹感が得られます。
腸内ではビフィズス菌の養分となりオリゴ糖が増えて腸内環境が活発になり
便秘解消に効果的です。
血糖値の上昇を穏やかにしてコレステロール値を下げる効果もあります。
糖尿病予防などの生活習慣病の予防・改善にも期待できます。
こんにゃくだけでは1日に必要な栄養素を摂る事は出来ないので、
他の食材と一緒にバランス良く摂りいれてくださいね。
アルカリで凝固されたこんにゃくは水溶性食物繊維でも不溶性食物繊維でもないという説もあります。
噛み砕かれた状態のまま消化されず排出されているそうです。
満腹感はあるけど、吸収されないという事でしょうか。
こんにゃく料理を作るときは簡単なアク抜きがおいしい秘訣!?
こんにゃくには独特の匂いがありますよね。
それを取り除くと味も浸みやすく美味しくなります
【簡単なアク抜き方法】
- 切り分けたら、塩を振りかけて揉みます。
- 水で洗い流します。
これでもOKなのですが
- さっと茹であげる。
ここまですればさらにgoodです
ちなみに、電子レンジでもアク抜きが出来ます
耐熱容器にこんにゃくが浸るくらいの水を入れて2分程加熱して
水でさっと洗いましょう。
取り出す際は火傷に気を付けてくださいね
最近は「あく抜き不要」と表示されている「こんにゃく」もあるけど違いは何!?
それは生のこんにゃく芋ではなく、こんにゃく臭やえぐみを省いてある「こんにゃく粉」を使って作られているからです。
それでもやっぱり軽くあく抜きをした方が美味しいです
ちょっと手間がかかりますが、少しアク抜きすることをオススメしますよ!
「こんにゃく」って、いつから食べられているの?
日本には縄文時代に中国から伝来したと考えられているそうです。
元々は薬効のある植物として中国から伝えられたようですが、その後食用として栽培されるようになりました。
鎌倉時代の高野山文書に供物にしたという記録があるので、蒟蒻の普及は仏教とも深い関わりがありそうです。
室町時代には路上でも売られ、精進料理にも使われましたが、一般的に食されるようになったのは、江戸時代に入ってからのようです。
こんにゃくの製法は稲ワラといっしょに煮たり、アク抜きをしたりといった日本独自の工夫が盛んに試みられていたようです。
この頃には生のこんにゃく芋からこんにゃくを作る場合、既に現在とほぼ同じような製造工程が確立されていたと考えられています。
日本は中国から知識を受容しつつも、独自にそれを発展させていきました。
日本のこんにゃくの産地はどこなの!?
ちょっと、トリビア的ですが…
日本で1番こんにゃくが作られている県…
1位 群馬県 2位 栃木県 3位 茨城県で
こんにゃくが良く食べられている県…
1位 山形県 2位 秋田県 3位 岩手県
とされています。
山形県は芋煮もですが、東北の観光地では、味が染みた「玉こんにゃく」が串刺しになって売られているそうですね。
まとめ
以上が「こんにゃく」についてのまとめ記事でした。
どんなに体に良いと言われている物も、摂り過ぎや偏りでは逆効果になることもあります。
ダイエットでこんにゃくを食べる方は、食べ過ぎに注意と、他の食材やサプリなどで不足を補ってくださいね。
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