こどもの日は、お子さんのいるご家庭ではGWの中でも特別な日ですよね。
ひなまつりは女の子の日、子供の日は男の子の日と思っている方がほとんどだと思います。
でも、こどもの日の飾りっていつからいつまで飾るの!?ってか飾る意味ってなんなの!?
私自身も日本人なのに謎だらけ・・・
気になって調べてみたら、色々と深い意味がありました。
ちゃんと知っている方は少ないと思います。
私も調べるまでは意味を良くわかっていませんでした。笑
どんな意味で「子供の日」とされたのか、自分のお子さんに説明しながら一緒にお祝い出来たら、
お子さんにとっても、より思い出深い日になると思います。
飾る時期なども“簡単に”まとめたので、一緒に学んでみてはいかがでしょうか。
[ad#ad3]そもそも、こどもの日の意味や由来って?
現代では「こどもの日」として祝われる5月5日。
この日はもともと端午の節句にあたります。
もとは月の端〔はじめ〕の午〔うま〕の日という意味で、5月に限ったものではありませんでした
それが、午(ご)という文字の音が五に通じることなどから、
奈良時代以降、5月5日が端午の節句として定着していきました。
しかし、端午は元々女性の節句でした。
5月の田植えの前に穢れを祓い身を清める儀式を行う五月忌み(さつきいみ)という風習があり、これが中国から伝わった端午と結び付けられ、
現代でも一部の地方で女性の節句とされているそうです

当時は邪気を避け魔物を祓う薬草とされていた「菖蒲」を、よもぎと共に軒にさし、あるいは湯に入れて「菖蒲湯」として浴しました。
菖蒲というと、このようなお花をイメージしますが、こちらのあやめ科のお花は種類がたくさんあります。
菖蒲湯に使うのは別物です。

端午の節句に使う菖蒲はこちらです。↓
薬草の効果があるのはこちらだけです。
花はこんな感じで花菖蒲とは全く違います。
端午の節句と検索して出てくるのは、ほぼ全部、お花が咲いています。
が、違います!! アヤメとは種類が違う、サトイモ科の植物です。
(私も今回初めて知りました。笑)

江戸時代には、「菖蒲」と「尚武」をかけた尚武(武士を尊ぶ)の節句へと移っていきます。
徳川幕府の重要な式日が5月5日と定められ、
将軍に男の子が生まれると、玄関前に馬印(うましるし)や幟(のぼり)を立てて祝いました。
こうして男の子の誕生と成長を祝うお祭りへとなっていきました。
この節句は、家の後継ぎとして生れた男の子が、無事成長していくことを祈り、一族の繁栄を願う重要な行事となったのです。
3月3日のひなまつりが、女の子のための節句として定着しているように、5月5日の端午の節句は、男の子のための節句として定着していきました。
[ad#ad3]なんでこどもの日に鎧兜を飾るの!?
鎧や兜を飾ることは、武家社会から生まれた風習です。
鎧兜が“身体を守る”ものという意味で、交通事故や病気から大切な子どもを守ってくれるようにという願いも込めて飾ります。

現在は、
「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」
として、
男の子の日に限らず、子供みんなをお祝いする日という意味合いになっているようです。
こどもの日は飾りはいつから飾ればいいの?

実は、飾る日ははっきり決められてはいません。
大安の日を選ばれたりする方も多いと思いますが、春分の日が終わってから飾り始めるというのが
一般的には多いようです。
お祝いごとの準備を前日や当日のギリギリでおこなうのは縁起が悪いとされています。
端午の節句の2~3週間前ぐらいまでには飾ると良いですね。
こどもの日の飾りはいつまで飾るの?
雛人形と違って、しまうのが遅れても嫁に行き遅れると言われることはないので、あわててしまう必要はありません。
5月の中旬までに天気の良い日を選び、ホコリや湿気を取り除いてからしまうようにしましょう。
縁起をかつぐ方は大安の日を選ばれると思いますが、「大安」でも「友引」でも大丈夫です。
[ad#ad3]実際のところ何歳まで飾ればいいの?
これも決まり事はありません。
いつまで飾っていても良いのです。笑
ただ、1人に対して、1つです。
長男が生まれて初節句で用意して、二男が生まれたら
1つあるからいいや・・・では無いそうです。
五月人形は赤ちゃんの身代わりとなって厄を受けていることから、
基本的には、その五月人形は一人一人のお守りなのです。
コンパクトな可愛いタイプもたくさんありますので、
お子さん1人1人に選んであげましょう!
手作りや今はいろんなバリエーションがあって選ぶのも楽しくなりますね!

お子さんと一緒に作ると良いですね♪
こどもの日に柏餅やちまきを食べる意味は?
柏餅に使われる柏は、古くから神が宿る木とされています。
柏の木は新芽が出ないと古い葉が落ちないため、子孫繁栄を象徴するものとして縁起がよいとされています。
これらの理由から、端午の節句には柏餅が食べられるようになったそうです。
粽(ちまき)については、
今から約2,300年前の中国(当時は楚の国)に、屈原という国王の側近がいました。
正義感が強く情に厚かった屈原は大変人望を集めていたのですが、陰謀によって失脚し国を追われることとなってしまうのですが、
深く失望した屈原は5月5日に汨羅(べきら)江に身を投げてしまったのです。
屈原を慕っていた楚の国民達は、太鼓を打って魚を脅かし、ちまきを川に投げ込んで屈原の遺体が魚に食べられないようにしました。
屈原の霊が川のほとりに立ち「供え物を捧げてくれるのは有り難いが、悪龍に盗まれてしまう。
そこで悪龍が嫌いな楝樹の葉で餅を包んだものを五色の糸で縛って欲しい」と里の人に頼んだという逸話が元となっているそうです。
ちまきのお話はちょっと怖いですね~。
これまでのお話を全部子供に説明するのは怖い所もあるので
子供の日に五月人形を飾るのは、身代わりとなって災難から守ってもらってうためなんだよ。
菖蒲湯は、邪気を避け魔物を祓う薬草なんだよ。
鯉のぼりは、昔はのぼりだったけど、滝登りの出来るたくましい鯉をかたどった鯉のぼりをあげて
なびかせることによって、同じようにたくましく育ってもらいたいという願いが込められているんだよ。
と説明するとわかりやすいかなと思います。
まとめ
・端午の節句は(子供の日)は子供の成長を健やかに願う日。
・五月飾りはいつ飾っても、いつしまっても良い。
・1人に対して、1つ。
・菖蒲は花菖蒲とは違う。
意外と知らなかった日本の祝日文化ですよね~
日本人としてできるならば知っておきたい内容だと思います!
ぜひ、この記事を参考にしてお子さんに教えてあげるのもアリだと思いますよ!
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